【FreeMind(フリーマインド)】マインドマップソフト使用レビュー
マインドマップと言えば『FreeMind』の名前を挙げる人も多い、無料で使用できるオープンソースでレトロな感じのマインドマップソフトです。
FreeMindは無償で使える
『FreeMind』は「フリーマインド」と読みます。無償で利用することができ、有志による日本語WEBサイトも作られています。→ https://freemind.asia/
インストール
ローカルで動作するタイプのソフトなので(ポータブル版は除く)使用にあたってはインストールが必要となります。
※要Javaランタイム
日本語版のダウンロードページ(上記「FreeMind使おう会」)
FreeMindの使用感
ざっくりとしか使っていませんが、動作は軽くファイルサイズも小さくマインドマップの基本機能は過不足なく備えていて使い勝手がよいと思います。
使用中のイメージ▼
操作感
ローカルなので動作は機敏です。
新たなノードを作るのはTABではなくINSERTキーで。並列ノードを増やすときはENTER。ノードにアイコンを付加することができ、ノード間を線でつないだりハーパーテキストを付加したりできます。
FreeMind9から加わった機能のうち「ノート機能」と呼ばれるものによってアイデアを煮詰めていくことがしやすくなりました。
ノードにコメントやテキストを残せるマインドマップソフトはたくさんありますが、FreeMindのノートは常に表示されていることと、ワープロのように使える操作性が特徴です。
ノードそれぞれに対して付加できる情報が非常に多く、ブログや企画書の下書きなどにも使い勝手がよさそうです。
デザイン
モダンではなく、クラシカル。行間は狭めなので一目で多くの情報量が把握できるのがメリットです。
同じインストール型でも、Xmindとはだいぶ印象が異なる模様です。
Xmind | FreeMind |
アイコンやテーマ
アイコンはそれほど多くは無く100個弱でした。
数字やフラグ、矢印、その他使用頻度が高そうなメールやTEL、警告マークといったアイコンはそろっています。
デザインを一括で変更するためのテーマは存在しない気が・・・探した範囲では見つからず、どうやらノードを個別に装飾していくようです。
マニュアル
マニュアルもマインドマップ形式です。FreeMindはタブ切り替え方式なので作成中のマインドマップとマニュアルとをどちらも表示しておけます。
ノードを開閉して詳しい操作方法を確認できる ▲閉じた状態 ▼展開状態
マインドマップ形式になっていることで、マニュアルをざっと眺めるだけでも操作の概要をつかむことが可能です。
ショートカットキーも多数用意されていて、ほとんどマウスを使わず操作可能。
すべてのショートカットキー一覧は ヘルプ>キー操作一覧(PDF)で表示されるので、忘れたら呼び出しましょう。
『FreeMind』の仕様
名前 | FreeMind(フリーマインド) |
対応プラットフォーム | Win、Mac、Linux、ポータブル版 互換アプリとしてThoughts,Mindjet(有料) |
無料版 | あり オープンソース |
有料版の有無・プラン | 無し |
日本語対応 | 対応 |
関連サイト | 公式(英語) http://freemind.sourceforge.net/wiki/index.php/Main_Page
日本語版ミラーサイト https://ja.osdn.net/projects/freemind/ 有志によるボランティアサイト https://freemind.asia/ |
一応のまとめ
往年のアプリケーションを思わせるデザインと操作性、細かく行える見た目のカスタム性、ノードへの情報格納力、FreeMindはこのような人に向いているかと思われます。
- マインドマップソフトが持つ機能をすべて無料で使いたい
- オープンソースが好き
- 一企業にロックインされたくない
- 各ノードに長文を書きたい
やはりワードのようなテキストエディタが付属していることが個人的には一番のポイントかと思います。今どきのマインドマップより長文が打ちやすいメリットがあります。
個人的に使用しているMindMasterではメモ機能(MindMasterでは『注釈』)を使って、長い書き込みができます。ある程度の文章をマインドマップ内に格納したい場合は、メモ機能の使い勝手を確認するようにしましょう。