マインドマップ作成ツール14種類の特徴・価格を比較する(無料有料どちらもあり)
マインドマップを書くためのデジタルツールを14種類調べたので、特徴とともにシェアします。いいソフトをお探しなら、参考にしてみてください。
デジタルだと出来る事が圧倒的に増えるのがマインドマップというものです。紙面のサイズ制限もなくなりますし、アイコンを付けたり動画や写真音楽まで貼り付けたり他の人と共有したりも可能になります。デジタルならではの強みが最大限に生かされるソフトのひとつです。
このページを書く前に30種類ほど調のマインドマップを改めて調べました。そのうえで14件に絞ってここで紹介していますので、公式チュートリアル動画と合わせてどうぞ。
高評価のマインドマップ作成ツール
MindMaster(マインドマスター)
これは私も使ってるソフトです。『MindMaster』は高機能なのに低コストで、使い勝手も上々。マインドマップ関連の日常作業はほぼこれでこなしています。
サブスクと買い切りがありますが「買ったから使わないともったいない」気分にもなるので買い切るのがオススメです。そのおかげでマインドマップを書く習慣が身に付きました。
多くのプラットフォームに対応していることで将来的に使うOSを変えても資産が無駄にならないのも安心材料。またアイコンが非常に多く視覚的に印象に残るマインドマップが簡単にできる、サブスクだけじゃなく買い切りもできる(しかも安い)といった点も選んだポイントです。
公式サイトの2分動画はこちら。2019/8現在の最新版Ver7.0です。さくさく動作して手書きより素早く完成させていることが分かります。カラーやテーマも非常に多く、一瞬でガラッと印象を変えられます。ガントチャートは1:50から。この動画は英語版だけどちゃんと日本語化されているのでご安心ください。
- 環境:Windows・Mac・Linux・Android・iphone・ipad・オンライン版
- 無料版:あり 機能制限
- ガントチャート:あり(有料版)
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
※オンラインの日本語版は2019中のリリースに向けて開発中とのこと
公式サイト https://www.edrawsoft.com/jp/mindmaster/
無料体験版も同様にこちらから「無料体験」をクリックしてダウンロード、インストール。
1年使用した際にレビューしてみた
マインドマップソフト『MindMaster』1年経過レビュー!メリット・デメリット
Xmind(エックスマインド)
動作が軽快でデザインがシンプル。クセが無いので使いやすく、利用者が多いマインドマップソフトです。ガントチャートは有料版でのみ使える機能となっています。
マインドマップソフト探しをしていた初期に使ったソフト。さほどヘビーに使わないならXmindで必要十分な人も多いようで無料版ユーザーはかなりの数に上ります。
- 環境:Windows・Mac・Linux・ポータブル版
- 無料版:あり
- ガントチャート:あり(有料版)
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト http://jp.xmind.net/
使用感をレビューしました↓
【Xmind(エックスマインド)】マインドマップソフト使用レビュー
MindMeister(マインドマイスター)
マインドマスターと名前が似ていて混乱しそうですが、こちらはマ”イ”スターです。
ブラウザとモバイルで使えるマインドマップソフトでビジネスチャットツールで有名なチャットワーク社でも使用しているらしいです。
同社が提供しているMeisterTaskというタスクマネジメントソフトと連携していて、マインドマップで作った計画を実行にまで落とし込みやすくなっているのも大きな特徴です。
無料プランの「ベーシック」だと作成可能なマップ数が3つまでに制限されているので使い込むにはパーソナル以上のプランが必須なのがちょっと残念なところです。。
パーソナル・プロ・ビジネスの有料プランはマップ数無制限。プランごとの価格と機能の違いはこちらです。
公式サイトの動画はこちら。2:21。
- 環境:ブラウザ版・Android・iphone・ipad
- 無料版:あり 機能制限あり
- ガントチャート:なし
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://www.mindmeister.com/ja
使用感をレビューしました↓
【MindMeister(マインドマイスター)】マインドマップソフト使用レビュー
FreeMind(フリーマインド)
FreeMindはオープンソースのマインドマップソフト。すべて無料で使えます。上記画像のとおり古い(懐かしい)印象のUIですね。モバイル版はないものの、互換アプリとしてiThoughts、Mindjetが代替になり、外出先でデータ確認も可能です。
WindowsとMacで使える完全無料のソフトだというのが大きな特徴。実行にはJava Runtime Environment(JRE)が必要になるので合わせてインストールをしてください。
- 環境:Windows・Mac・Linux
- 無料版:すべて無料
- ガントチャート:なし
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト http://freemind.sourceforge.net/wiki/index.php/Main_Page
日本語版 https://ja.osdn.net/projects/freemind/
使用感をレビューした↓
【FreeMind(フリーマインド)】マインドマップソフト使用レビュー
MindManager(マインドマネージャー)
MindManagerはもともとMindjet社が開発したソフトで2016年にコーレル社に買収され2019年現在はコーレル社が取り扱いしてます。Trelloのようなタグビューがあるのが特徴です。
サブスクリプションはなく買い切り版のみ。Win¥37692 Mac¥21492とわりと高額・・・。30日のお試し版があるので試してみてください。
公式サイトの動画
https://www.youtube.com/watch?v=PYPBoRW4EiE
- 環境:Windows・Mac・ブラウザ版
- 無料版:あり 30日の日数制限
- ガントチャート:なし
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://www.mindjet.com/
iMindmap(アイマインドマップ)
iMindMapはマインドマップの発案者トニー・ブザン公認のソフト。タスク管理やプロジェクトマネジメント、チャット機能を持ったコミュニケーションツールとして使用できます。
iMindMapやDropTaskは、Ayoa(エーヨーエ)というソフトウェアの一部として組み込まれ、これによって活用範囲はマインドマップの枠組みに限定されず、幅広い用途をカバーできるようになりました。名称にMindMapとついてはいるものの、スコープは別物です。
PCアプリ版は無く、モバイルとブラウザ版があります。
無料版は期間限定のトライアル扱い。有料版は\1350/月(月契約)~\808/月(3年契約)のサブスクリプションです。
公式サイトの動画
- 環境:モバイル版・ブラウザ版
- 無料版:あり トライアル
- ガントチャート:なし
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://www.ayoa.com/ja/previously-imindmap/
Lucidchart(ルシッドチャート)
「Lucid」はわかりやすい・明解・頭脳明晰な・透明といった意味だそうです。マインドマップ以外にも組織図やフローチャートなどいろいろなタイプのアウトプットが行えます。
・・・というよりも統合型ビジネスツールの機能のひとつしてマインドマップがあるというのが近いようですね。マインドマップが主体では無い模様。ビジネス戦略に使えるテンプレートなど190種類もあります。
外部サービスと合わせて使うことができてslack・GoogleDocs・Office365・AWSやiOSなど2019/8時点で30ものサービスと連携しているのが強みです。
無料版はトライアル扱いで、アクティブデータ3件までに制限されています。
サブスクリプション費用は¥550~¥2200(3人)/月程度。コラボツール的要素が強いので一人使用だと持てあます可能性がありますが、妙に使いやすそうなので気になるソフトです。
有料プランの案内ページはこちら
公式サイトの動画はこちら。1:09と短いので気になる人はYoutubeチャンネルもチェックしてみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=9B9vO_7-BMk
- 環境:モバイル版・ブラウザ版
- 無料版:あり トライアル
- ガントチャート:あり
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://www.lucidchart.com/pages/ja/mind-map-software
ThinkWise(シンクワイズ)
シンクワイズは単体のソフトではなく、ソースネクストが月額¥500で行っている使い放題サービスのひとつという位置づけです。この価格でガントチャートまで使えるソフトは他になく、コスパが非常に良いです。
とはいえ月額500円だと他のマインドマップツールのサブスクリプションと大差はありません。コスパが良くなるのは他にも使いたいソフトがあるなら、という条件下です。
古き良き2000年代テイストのUIなので最近のオシャレなデザインが使いづらい人にはちょうどよい感じかもしれません。なお、プラットフォームはWindowsのみとなっていますのでMacユーザは別のソフトを検討してください。
- 環境:Windows
- 無料版:なし
- ガントチャート:あり
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:なし
公式サイト https://www.sourcenext.com/service/houdai_soft/product/
MindMup(マインドマップ)
「MindMup」と書いて「マインドマップ」と呼びます。オンライン版のみで、月約3ドルの安価なサブスクリプションです。無料版あり。無料であってもマップ数は無制限です。100kbの容量制限があるものの、細かなマップをたくさん作れるので、人によっては十分かもしれません。
また、クラウド版もあって特に制限なく自由に使えます。100kbまで使えて保存期間は6ヵ月。作ったマップはネットに公開されるのでその点だけご注意ください。
Slackと連携しているようなのでSlackユーザーには便利かもしれません(未確認)。
公式サイトの動画
- 環境:オンライン版
- 無料版:あり 機能制限&日数制限 保存容量100kbかつ6か月までしか保存されません
- ガントチャート:なし
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:不明
公式サイト https://www.mindmup.com/
MindMaple(マインドメイプル)
日本でも結構な知名度があるマインドマップソフト。MindMappleLiteがあったはずだがWinXP時代までで更新が止まってる・・・。現在公式サイトに情報はありません。
Windowsの価格は$49.99でアップデートはマイナーバージョンのみ無料 MindmappenというMicrosoft Surface専用アプリあり定価¥1750。
公式Facebookの動画はこちら。
https://www.facebook.com/MindMaple/videos/297380677005434/?t=11
- 環境:Windowes・Mac・iphone・ipad
- 無料版:なし
- ガントチャート:なし
- メニュー日本語対応:なし
- 共有機能:不明
※iosは近日中にリリースとのこと
公式サイト https://www.mindmaple.com
Coggle(コーグル)
オンラインで使えるマインドマップ。WEBサイトは一部日本語対応しています。
無料版だと3mapまで作成できて有料プランもリーズナブル(個人$5、企業$8)。
下記動画の通り、アカデミックな印象のツリーデザインをしています。ブランチのループや結合、無制限の画像アップロード、同僚とのコラボレーションなど機能も多彩。1600以上の美しいアイコンもあり、視覚からインスピレーションを得るタイプの人には特におすすめできます。
- 環境:オンライン版
- 無料版:あり 機能制限付き 3ダイアグラムまで
- ガントチャート:不明
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://coggle.it/
Zenkit(ゼンキット)
カンバンやタスク管理など多様な機能を持つマインドマップソフト。ZenkitのZenは「禅」。公式サイトでは下記の不思議なキャラクターが瞑想中です。ソフト全体を貫くコンセプトにシンプルな美しさが感じられます。
機能ページに記載の通り多機能で、カレンダー、チームタスク、トラッキング、アラート、チェックリスト、TODOリスト、リッチテキスト使用、コメント、メンション、タスクのアサイン、ファイル共有、メールで登録、Zapier連携、その他にもたくさんあります。
Trello、Asana、Wunderlistなどタスク管理ソフトからのデータインポートができるらしく、データを移すだけではなく、これらソフトの代替として使うことも可能です。
無料プランは100コレクションまでmap作成でき、有料プランも個人$9ドル。機能の多彩さからするとお得感があります。
公式サイトの動画はこちら。12:04。
- 環境:Windows・Mac・Linux・iphone・ipad・Android
- 無料版:あり 機能制限付き
- ガントチャート:不明
- メニュー日本語対応:なし
- 共有機能:あり
公式サイト https://zenkit.com/
Mindomo(マインドーモ)
動画やオーディオを埋め込めるマインドマップツール。スタンドアロン版・オンライン同期どちらもあります。アウトラインモード、ガントチャート機能も完備。
特徴的なのは教育業界へのフォーカス度合いが高いことです。有料プランにエデュケーションがあり、ベーシック、教師、教室&学校プランとラインナップが展開しています。教師プランは先生1人と生徒75人まで。教室&学校プランは先生2人と80人の生徒まで。ビジネス向けプランに比べると価格も1/2~1/3程度と割安で、教育現場で使われることに力を入れています。
公式サイトの動画はこちら
- 環境:Windows・Mac・Linux
- 無料版:あり 機能制限付き 3mapまで
- ガントチャート:あり
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://www.mindomo.com/ja/
Mindly(マインドリー)
宇宙空間にただよう惑星のようなデザインのマインドマップ。こういった感性に関わる部分はクリエイティブな発想に大きな影響を与えるのでクリエイティブ職の人と相性がよさそうです。。
Mindlyが(おそらく)無料版。その他にMindly Plusと「Mindly for Mac」というプランがあって、Plusは価格が見つけられませんでした。Mac版は$29.99。なおモバイル版は基本無料でアプリ内購入で制限が解除されるタイプです。
公式サイトの動画
- 環境:Mac・Android・iphone・ipad・タブレット
- 無料版:あり 機能制限付き 3mapまで
- ガントチャート:不明
- メニュー日本語対応:あり
- 共有機能:あり
公式サイト https://www.mindlyapp.com/index.html
おすすめのマインドマップ作成ソフト|とりあえずまとめ
マインドマップを使おうとすると、一昔前と比べて選択肢が非常に増えていることに気づくと思います。
無料のフリー版から月額サブスクリプション、1回買い切り、アプリ内での都度購入など価格面での違いもあります。。
機能的には、シンプルで軽いもの、多機能でなんでも出来るもの、デザイン性に優れた美麗なもの、コンセプトが尖ったものなど・・・
さらにここ数年で他のツールと連携するものが多くなり、マインドマップでのアイデアを出しから業務遂行までを一括でカバーできてさらにチームで共有できたりもします。
私が現在使用しているはMindMasterです。このサイトで触れることも多くなるので、よかったら使ってみてください。今後気になるのはLucidchartとCoggle、Zenkitあたり。
マインドマップはフィーリングが合うかどうかが一番重要だと思うので、考えるよりお試し版があるものから試すと手っ取り早いでしょう。
参考:MindMasterレビュー
2 comments
MindMapleはどう見てもメイプルなのですが、マップルと読むのですか?
ご指摘ありがとうございます。確かにカナダといえばメイプルですよね。ソフトのロゴも楓ですし。
僕の場合は、昔に見たチュートリアル動画の発音が「メッポゥ」だったのと
maindmapのマップとかけてあるのかな、と思ってマップルと呼んでました。
日本版を展開するパートナーを募集中のようなので、日本語化されたらメイプルになるかもしれません:-)