マインドマップを明快にする3要素『関連線・囲み・要約』機能解説【MindMaster】
マインドマップソフト『MindMaster』の機能、『関連線』『囲み』『要約』をピックアップして解説します。Mindmasterを知らない人はMindMasterとはを参照ください。
『関連線』『囲み』『要約』は、マインドマップにおけるトピック同士の関連性を明確にするための機能です。関連性を明確にすることによって「わかりやすさ」に寄与します。このような要素の関連性はマインドマップ利点のひとつです。
『関連線』『囲み』『要約』のうち、まずは関連線からです。
関連線 - トピック間の関係を明確にする
関連線はトピックとトピックを線でつないで、2者間でどんな関係を持っているかを示すためのものです。
関連線の作成方法と特徴
適当につくったサンプルだけれど、最上部のサブトピックから最右のサブトピックまで関連線を伸ばしてみまたところがこちら。
関連線の作り方は2つあって、トピックを選択しメニューのボタンを押す方法とボタンを押してからトピックを選択する方法。順序が逆なだけでどちらでも大差ありません。
どちらの方法でも、その後に選んだ関連先のトピックまでの関連線(矢印付きの点線)が引かれます。
関連線の角度は変えられる
この関連線、作られた直後は他のトピックに重なって見づらいときもあります。下記の例では最上段のサブトピックの下にあるトピックに、関連線が重なっている状態。
関連線はベジェ曲線なので、始点と終点から出ているバーの角度と長さを変えることで、関連線の角度を微調整することができる。マインドマップの他の要素の邪魔にならないように自由に調整が可能です。
調整後はこう▼
関連線にはラベルを付けることが出来る
下記の「関連があるよ」がこのラベル部分にあたります。
関連線機能は、線上にラベルを付けることで、トピック同士にどんな関係があるのかを明示します。
どんな意味を持つトピックなのか、いつ作業が行われるのか、人物同士の関係性がどういったものなのか、などを関連線は表すことができます。。
また、関連先トピックが無いところをクリックするとフローティングトピックが作られます
下記は最下段のサブトピックから何もないところへ関連線を伸ばし、フローティングトピックを作ったところ。画像下のピンク色がフローティングトピックという、どこにも属していないトピックになります。
そのフローティングトピックを起点としてさらにマインドマップが作れるのが利点です。マインドマップを複数作り、関連させることがスムーズに行えます。
関連線の角度、スタイル、色や太さはかなり柔軟に設定が可能。ラベルの位置も関連線に沿わせたり横書きにしたりと分かりやすい形の表示ができます。
関連線の矢印も下記の通りいろんな形が用意されています
囲み - 同一グループのトピックを線で囲む
次は『囲み』。
囲みはその名の通り同じグループのトピックをまとめて囲み、同一グループであることを明示する機能です。
試しにやってみたところがこちら。トピックを1個選択して囲みボタンをクリックすると、そのトピック以下のサブトピックすべてが囲まれます。
この3つのトピックを選択して囲みボタンを押すと
選択したトピックが『囲まれ』る。
囲みは結構自由な使い方ができ、たとえば囲みの中に囲みを作ることも▼
囲みの階層を増やすことも楽にできる。下記は3階層に囲んだところ▼
これによって、複数のトピックが同じグループにあるということを一瞬で理解できるマップが作れます。
もちろんこの囲みのデザインも変更可能。色、線色、形状、影、線の太さと直線破線などがあります。
要約 - トピックのまとまりに対して注釈をつける
この記事最後は『要約』について。要約とは「論旨や要点を短くまとめて表すこと」です。
MindMasterでの要約機能も、選択したトピック全体にかかわる要約を書き入れるための機能です。
手書きのメモだと馴染みがある「 }」形をした記号を表示します。
要約の例▼ ある要約を別の要約が内包することもできます。下記は要約を2か所設定したところ。
また、要約内トピックにサブトピックを作っても要約が崩れることはありません。もちろん「要約」というテキストは変更可能です。
要約のパーツに関してもデザインの自由度は高いです。}マークと要約テキストそれぞれについて色や形状を変えられ、下記のように }マークだけにすることも可能です。
下記はアルコールの分類をしてみたマインドマップ。このように要約の階層構造化もでき、要約に対して吹き出しを付けて補足することも可能になっています。
まとめ
マインドマップで関連線、囲み、要約といった機能を使うと、トピック間の関係が一瞬で明らかになる図を作ることができます。
マインドマップの利点である「一目瞭然さ」を強調し、見返したときにもプレゼンするときにもはるかに分かりやすいものにとできます。
人には「文字より図形が認識しやすい」という特徴があります。マインドマップを書くのであれば最大限に分かりやすくしたものにすると後々自分の省力化につながります。
※当該機能はMindMasterの機能です