マインドマップに+αの情報を与える『吹き出し・注釈・コメント』機能解説【MindMaster】
マインドマップソフト『MindMaster』の『吹き出し』『注釈』『コメント』機能について解説していきます。
『吹き出し』『注釈』『コメント』はいずれもトピックにテキスト付加するための機能です。
トピックとはマインドマップの枝でつながった項目のこと。トピックは長くても10文字程度に抑える必要があります。マインドマップは感覚的に枝を伸ばしていき、一目でわかる全体像を作れることがメリットなので、説明的な長文があるととても見づらくなってしまうためです。
しかし、ときには集めた情報や気づいたメモを特定のトピックに結びつけて残したいシーンも出てきます。そんなときはトピックに「吹き出し・注釈・コメント」機能を使って情報を加えることで、マインドマップの見やすさと情報の一元管理を両立させることができます。
では、『吹き出し』『注釈』『コメント』のうち、まずは吹き出しファイルから順にいきます。
マインドマップに吹き出しを追加する
吹き出しとは、特定のトピックに対しての補足情報のこと。マインドマップ上に常時表示されるという特徴を持ちます。下記はサブトピックに吹き出しを表示たところ。もちろん吹き出しの文字や線色といったデザインは変更が可能です。
吹き出しに吹き出しを重ねることも可能。
MindMasterの『吹き出し』はかなり自由度が高い要素。下記のように『関連線・囲み・要約』をつけたり、『添付ファイル・ハイパーリンク』、それからこの記事で解説している『注釈・コメント』を加えることもできます。
吹き出しを追加/削除するには
吹き出しは右クリックで開くメニューから削除できる。
マインドマップに注釈を追加する
注釈は特定のトピックにくっつけるノートのページのようなものといえます。下記のようにエディタを使って書き込むことが可能です。
ワープロソフトは及ばないものの必要十分な装飾が行えます。
注釈はノート型のアイコンにマウスを乗せるとポップアップして表示されます。
右上のピンマークをクリックするとピン留めでき、ピン留めした注釈はマウスを離しても表示されたままになります。
注釈は吹き出しと異なり、常に表示されているわけではありません。ピン留めした場合のみ常に表示されつづけます。
ノートマークにマウスを乗せるとポップアップで表示され、クリックすると編集可能となります。そのため注釈のメリットとして「長文を入れてもマインドマップをごちゃごちゃさせない」ことが挙げられます。
- 常に表示させたい補足→吹き出し
- 必要な時だけ見たい情報→注釈
と使い分けるとよいでしょう。
この注釈はかなり使用頻度が高くなると思います。
注釈を追加/削除するには
注釈のノートアイコンを右クリック→削除で注釈を削除できます。
マインドマップにコメントを追加する
コメントは、書き込みを時系列にならべて表示する機能。LINEのタイムラインに近いイメージです。
コメントを付けたトピックはコメントアイコンが付きます。マウスを乗せると登録日とともにポップアップで表示。
コメントが複数になると、新しいもコメントが上になるように並んで表示されます。
なお、コメント挿入画面でも「今までのコメント」が表示されていてわかりやすくなっています。ここから過去のコメントの修正や削除も可能。
コメントはひと言ぐらいしいか書くスペースがありません。なので変更や作業のメモとして使うのが向いています。マインドマップを共有している場合は、複数人でトピックにコメントしていくという使い方ができます。
ただ、そもそもMindMasterのマインドマップはあまり共有に向いていないようです。共有するならAYOAか、Asanaなどのタスク管理システムを検討してみてください。
コメントを追加/削除するには
コメントアイコンクリックで開くコメント挿入画面でひとつひとつ削除ができます。
コメントアイコンを右クリック→削除とすると、そのトピックのすべてのコメントが一度に削除されます。
まとめ
吹き出し、注釈、コメントはマインドマップ上で考えを煮詰めたり補足情報を書き入れたり作業記録をとったりと便利な機能です。
- 吹き出しは常時表示させておくひとこと補足に
- 注釈は吹き出し以上になる内容に
- コメントは時系列に残すメモとして
と、それぞれ異なる使い道があるのできちんと使い分けてより見やすいマインドマップにしていきましょう。
※この記事での使用ソフトはMindMasterです。