マインドマップの種類と特徴・使用目的について
マインドマップといって真っ先に思いつくのは下記のMAPで、使い道は思考を広げていくというもの。
ただ、Mindmapにはその他にもさまざまな種類があり、個人的に使っているMindmasterでは大きく分けて9種類もテンプレートがある。
いつでも基本のマインドマップを使うのではなく、必要に応じて使い分けできればより合理的だ。それぞれの種類と、主な使い道を見ていく。
通常のマインドマップ
スタンダードなタイプのマインドマップはすべての基本になる。メインのテーマを中心に据えて、関連する物事を枝葉のように伸ばしていく。複雑に思える事象を簡素化し整理しなおしたり、ブレインストーミングや問題解決にも使える。
左右どちらかに寄せたマインドマップ
片側に寄せたタイプのマインドマップも良く使う。メインテーマが中心にあるタイプよりも主従関係が明確で階層構造がわかりやすい。Blogのカテゴリ整理や問題の分析にも活用できる。
ツリー上のマインドマップ
片側に寄せたタイプよりもさらに階層が明確になっているのが、このツリー型。演繹法や帰納法といった文章構成の整理や分析に使いやすい。ディスプレイの横幅が広くないと使いづらいのが難点。
組織図型マインドマップ
組織図型マインドマップは、組織構造とその位置関係がはっきりしている。トピックをある階層以下から縦に並べることで、ツリー型よりも多くのサブトピックを配置できる。
フィッシュボーンマインドマップ
魚の骨を模したフィッシュボーンタイプの万度マップは問題の原因を徹底的に分析するときによく使われる。物事の因果関係を整理することに長けたマインドマップ。
タイムラインマインドマップ
SNSで使われなじみ深くなったタイムライン表示。このタイムライン型マインドマップは、特定の日に起こったイベントとアクティビティを示すために使われる。時間割りやスケジューリング、個人の年表や人生計画にも使える、意外と汎用性が高いマインドマップでもある。
サークルマインドマップ
円の中に円が入ったサークル型マインドマップを作製できるソフトはあまりない。このマインドマップは含まれるパーセンテージを円のサイズであらわすことで、直感的に各要素や部門が占めるウエイトを把握できる。Blogでよく見るタグクラウドにも似た効果を持つマインドマップ。
バブルマインドマップ
サークル型マインドマップと似ているが、バブル型は円と円の関連性が明確なのが特徴。できることは、通常のマインドマップに近いがバブル型はより概念的なものをピックアップしていくために使われる。
放射状マインドマップ
ラジアルマップともいわれる放射状に伸びたマインドマップ。円グラフにも似ている。円の外側に向かって階層が増えていく。下位階層の要素を把握しながら各要素が占めるウエイトも角度の大きさで一目瞭然。経営者向けプレゼンや進捗管理にも便利。目標管理、アイデア出し、プロジェクト管理にも活用できる。
総括
いずれのマインドマップでも、操作に慣れれば考えるのと同等のスピードで枝葉を伸ばし思考を広げていくことができる。
それに加えて使用目的に適したテンプレートの種類を選べば、考えたものがそのまま成果物として使えるグラフィックに仕上がる。
上記で紹介したもの以外にも、MindMasterだとSNSのチャートやウィークリープラン、プロジェクトマネジメントに使えるテンプレートも備わっているので汎用性が高く使い勝手が良いが、他のツールと比べてピンポイントで必要な機能があるソフトを選ぶ方法もある。
こういったものを有効活用して時短を行っていきたい。