【QNAP】RAID6のストレージが「しきい値越え」。HDD交換からリビルドした経緯はこちら

  • 2018年9月1日
  • 2019年8月27日
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QNAPをはじめとするNASはネットワークに接続するHDDです。多くの機種はRAIDを組んでHDDの障害に備えています。

今回、HDDの一つに不良セクタのエラーが出たのでHDD交換からリビルドまで行いました。

これはエラー確認からHDD交換、リビルドまでの記録です。「QNAP使ってるけど初めてエラーに遭遇してしまった」ユーザーの方のヒントになれば幸いです。

HDD交換→リビルドの経緯

QNAPにエラーメッセージが出た

3年ほど使っていたQNAPのハードディスクドライブに不良が見つかったのが1週間ほど前。液晶ディスプレイにエラーが表示され、「またデータ容量が閾値超えたかな」と思ってたらHDDの不良でした。

エラーメッセージによると、「まだ使えるけれど最良の状態ではないです」程度の初期症状のエラーです。

故障につながりそうなことが分かったタイミングで通知してくれると余裕をもって対処できます。こういった通知機能はありがたいです。

僕はHDD4本構成でRAID6にしていたのでデータの保存については問題ありませんでした。マニュアルによると故障したHDDを交換するだけで構成の再構築、リビルドまで自動で行われるとのことで、試してみます。

QNAPのHDD交換

NASの電源ONのままで交換できるかもしれないのですが、全データをバックアップしてからシャットダウンし、HDDを入れ替えました。

今回は初のHDD交換だったので安全性を最優先させたためです。

というのも、HDD交換後に始まるリビルドには2-3日ぐらいかかり、その間は負荷が高まります。負荷が高まると、残りのHDDも故障しやすくなるらしいです。

このNASはRAID6構成なのでもう1本故障しても大丈夫ですが、無用なリスクは排除しておきます。ちなみに、

もしRAID5ならHDDの故障は1本までならデータは破損しません。今回のように「HDD故障のリビルド中の別のHDD故障」には対応できないRAIDタイプだということです。安全性を考えると、事業所用のデータならRAID6がオススメです。

HDD交換完了

HDDの入れ替えだけなので作業自体は5分で終了です。電源ONすると自動でリビルドが始まります。

リビルド中・・・
リビルド中・・・

優先度で「再同期優先」にするとリビルドが早く終わるようです。

リビルド中のファイル操作が遅くなるものの、土日などでしたら影響はありません。CPU使用率も10%以下です。ただし、ファイル操作は実用に耐えないぐらい遅くなるので平日だと再同期優先はしづらいと思います。

再同期と作業の優先度が設定できた

なんと6時間少々で終わりそうです。トータルで6.5時間かかりません。土曜から始めて日曜日中に終わればいいかな、ぐらいに思っていたのでこれは予想外の短さです

リビルドの残り時間

と思いきや、この残り時間表示は状況によってどんどん変わります。最終的には24時間以上かかりました。

リビルドまで残り5時間を切りました

特にやることもなく単に待っているだけだったので、時間はかかるものの作業は楽です。

HDD交換、リビルドを終えて

QNAPのHDD交換はとても簡単です。ほぼ手間いらずで再構築まで1~2日あれば終わります。ただしリビルドの時間は機種によってかなり差が出るようで、ネットで見ると50~70時間かかった人もいるそうです。

もちろんHDDに入れているデータ容量にも左右されることになります。

HDDを入れ替えても初期化不要なのでデータはちゃんと残ります。重要データなら念のためバックアップしてからにしましょう。今回僕が使った機種とHDDは下記の通り。WEBサイトから動作確認済み機種を選んだほうが安全です。

動作確認していないHDDを試したことがあります。結果は使えることもあり、使えないこともあり・・でした。

QNAPのようなストレージはメーカーが対応HDDの一覧を公開していることが多いので、事業用データを保管する場合は必ずその一覧の中から選ぶようにしましょう。動作未確認のHDDは安価ですが、リスキーです。非対応のHDDを使ってサポートが受けられなかったケースもあるそうです。

 

QNAPの種類

今回HDD交換したNASは、少し前の機種ですがTVC-EC880です。

これです。今はもう売られていない機種です。https://www.qnap.com/en/product/tvs-ec880

QNAPのWEBサイトから
QNAPのWEBサイトから

かなりのサイズなのでデスクトップ用のプリンタ1台分程度のスペース確保は必須です。ファイルサーバとしての速度・搭載HDD数ともに何の不満もありません。通常使用ならHDDスロット8本も要らないと思いますが、あれば後々の容量拡張に対応できます。個人使用なら4スロットで十分ですが、業務利用ならランサムウェア対策としてスナップショット機能を活用するでしょうからこれぐらいでもいいと思います。

TVS-EC880唯一の不満は、導入目的の一つだったVirtualizasion Stationが使い物にならなかったことです。CPUフルに使って仮想OS動かす前提で考えていましたがフルパワーの1/3以下しか仮想OSに回せないようです。遅すぎて使い物になりませんでした。

 

もう売られていない機種なので、もし自分がこれからビジネス用に買うならTVS-1282にすると思います。社内データの共有ならEvernoteBusinessとかOnenoteとかboxとかクラウドサービスを使うのもありですが、速度と容量・コストパフォーマンスならまだまだ社内にNASを置くのがベストです。

個人的に使うなら、TS-431P2を検討します。ファイルサーバとして使うだけならCPUもさほど使わないですが、HDDのリビルドやバックアップ、メディアサーバとしての利用などハードに使うようになれば遅いCPUでは不便なシーンが増えてくると思います。

 

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