QNAP NASにHDDを増設・RAID6を容量拡張した手順の覚え書き

heikografie / Pixabay

RAID6を組んでいるNAS(QNAP)の容量が逼迫し、頻繁に容量不足のメッセージを受け取るようになってしまったので増量しました。今回は4TBのHDDを増設し容量を増やしたので注意点と手順をメモしておきます。

QNAPでのHDD増設

今回の作業にあたって、前提条件

単なる容量拡張だけならそのままHDDを差し込みリビルド完了待ちでOKです

ただ今回はこのような前提条件があり

  • NASはQNAP
  • RAID6

最低限実現したいことを、こう設定しました

  • HDDを追加して容量をアップさせる
  • データは消さずにそのまま保持する
  • 新たなRAIDを作るのではなく、拡張する
  • ボリュームを追加するのではなく、拡張する

容量アップやデータを消さないことは当然として、RAID6環境なので新たなRAIDを作ることはせず同じボリューム、同じRAID内で容量をアップさせます。

つまり「今の環境と使い勝手」を変えず作業完了するのがゴール

作業手順

実際の作業手順は下記の通りです

※2020/8追記:ファームウェア・ソフトのVer変更で画面が少し変わっています

バージョンの確認を行う

まずはファームウェアが最新であるかの確認を行います

使っているモデルはTVS-EC880、ファームウェアは4.3.4です。バージョンが違うと操作が異なる可能性があるのでQNAPのヘルプやサポートなど参照しておいてください。

ファームウェアバージョンは4.3

作業前のデータの確認

TVC-880ECは8本のHDDを換装できます。個人用にしては多く、事業用にしては並みというところ。

現時点で使用しているHDDは4本、ストレージプールは1つです。

容量がもう無い

 

RAIDは6。

ディスク3~6を使用しています。ディスクの排熱対策に両側を開けておいたがあまり関係なかったかもしれません。

HDD4本でのRAID6構成

HDD増設作業の開始

まず物理的な作業から行います

必要なデータをバックアップします。バックアップしなくてもデータが消えることは基本的に無いのですが、重要度に応じて念を入れてください。今回は重要データだったフルバックアップを2か所にとってから作業開始することにします。

次に、NASをシャットダウン。電源を入れたままHDDを入れ替えられるQNAPでは本来不要な工程ではあるが安全のために行います。ついでに埃を掃除など。

そしてHDDを追加します。

ここからはソフトウェアの部分です。

管理画面に入り、ストレージ&スナップショット>ストレージ&スナップショット>ストレージプールを選択>「管理」クリック

「プール拡張」>「プール拡張」クリック

ストレージプール拡張ウィザードが起動します。

次の画像は最初の注意点です。

「新しいRAIDグループを作成し、追加する」なら新たに複数のHDDでRAIDを組む必要があります。

今回は既存のRAIDを拡張したかったので「新しいディスクを既存のRAIDグループに追加する」を選択します。

RAIDグループが複数あるなら、プルダウンから選択。

 

続いて、追加するHDDを選択。容量が3.64TBなのに概算容量が2.72TBとなっているのは、RAIDを組んでいる最小容量のHDDに合わせられるため。間違いではありません。これで正常なので「次へ」をクリック。

確認画面です。現在の容量5.44に2.72を加えた8.16TBが新規容量。確認後、「次へ」クリック

要約と題されたダイアログで内容を確認して、OKなら「拡張」をクリック

下記の画面で「選択したディスクのすべてのデータが消去されます。続行しますか?」と問われる。

これは新しくRAIDに加えるHDDについての確認です。既存のRAIDグループにあるデータはそのまま残るので「OK」で

ストレージプールの拡張タスクが実行中▼

ストレージプール拡張だけでは容量は増えない

ここまでで新しいHDDを認識させてストレージプールを拡張しました。

だがまだストレージプールを拡張しただけでは実際に使える容量は増えていません。

追加した容量は「フリーストレージプール領域」として宙に浮いた状態になっているということなので「フリーストレージ領域をボリュームに割り当てる」ことが必要になります。

データボリュームをクリックし、「管理」>「ボリュームの拡張」でボリュームサイズ拡張ウィザードを起動し、「フリーストレージプール領域」を使える容量として割り当て。

▼要領割り当て後のダッシュボードがこの状態。

これでようやく使用できる容量が増えます。上の画像の通り、空き容量にも余裕がでていることがわかります。

リビルドの速度設定で無駄な待ち時間を減らす

リビルドにはかなりの時間(数時間~数日:データサイズによる)がかかります。

少しでも早く終わらせたいなら設定で「再同期優先」にしておきましょう。再構築速度が速くなります。

 

今回は24時間以上かかりましたが、本来であれば数日かかる可能性があるので再構築速度は上がっているようです。

今回の使用HDD

今回使用したのは4TBのHDD。RAID6を拡張したので、HDD容量がほぼそのまま使える容量としてプラスされた。

QNAPのNASはモデルによって使えるHDDが異なります。面倒でもWEBサイトでモデルごとの対応HDDを確認したほうが、のちのちのトラブルを防げます。

 

QNAPのHDD増設作業、振り返り

  • トータル時間・・・約1.5日(再構築に時間がかかっただけで、作業時間は1時間未満)
  • リビルドにかかる時間が、実務上使えるNAS容量上限だ。
  • QNAPヘルプはOSバージョン違いのものしかないことが多い
0 Shares:
コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


このサイトをご覧の方へ、限定の紹介プログラム

You May Also Like