Bitwarden- アカウント・組織の種類と関連性

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Bitwardenのメリットのひとつに「アカウント構造のわかりやすさ」がある。学習コストの削減につながるこのアカウント構造について見ていく。

Bitwardenの「アカウント」

個人アカウントはひとり1つ

Bitwardenのアカウントの基本は「個人アカウント」。まず個人アカウントをひとり1つ作成する。

個人アカウントのプランは2つ

個人アカウントのプランには2種類ある。無料のFreeプランと有料のプレミアムプランとなっている。

  • Basic Free・・・基本機能が使える無料プラン($0)
  • Premium・・・基本機能+αの機能が使える有料プラン($1/月)

Freeプランは、Bitwardenの基本機能が無料で使えるプラン。ログイン帳は無制限、同期デバイス数無制限と基本機能の範囲が広く、個人使用なら無料で十分。

Premiumプランは、Freeプランで使えた基本機能にいくつかの機能を追加した有料プラン。トータル1GBまでのファイル添付、緊急アクセス、優先的なサポートなど。

Bitwardenの組織とは

Bitwardenでは、個人のアカウントとは別に組織という概念がある。

組織の形態は4つ

組織は価格と機能によって、4つのタイプが用意されている。

  • Free Organization($0)
  • Family Organization($3.3/月)
  • Teams Organization($3/人月)
  • Enteprise Organization($5/人月)

FreeやFamilyを組織とみなすには違和感があるかもしれないが、役割としては実質的に組織と同じである。

組織をつくるには、個人のアカウントを作った後で管理画面から行える。新たな組織を作成したり、既存の組織に加入したり招待したりといったことが可能。

組織の形態ごとに機能と価格が異なる

Bitwardenの組織は前述の通り4タイプあり、それぞれ機能および価格がことなっている。ざっくりとした違いは下記の通り。

つまり、夫婦などの2人までなら無料の組織で運用でき、6人までならFamily。それ以上ならTeamsかEnterpriseを選択することになる。どれを選んでも競合ソフトより安価。

  • Free Organization・・・最大2人まで所属できる。自分以外の1人とログイン帳を共有するための組織。
  • Family Organization・・・最大6人まで所属できる。コレクションと呼ばれるログイン帳のカテゴリ分けが行え、コレクションごとにアクセス管理ができる
  • Teams Organization・・・所属人数は無制限。ユーザーのグループ化やログなど組織向けの機能が揃っている。7人以上のチームであれば、このプラン以上が必要。
  • Enteprise Organization・・・所属人数は無制限。Teams Organizationで使えた機能に、認証・セキュリティなど大規模組織向けの機能が加わったプラン。

アカウントと組織の関連

個人アカウントは組織に属する

アカウントは個人に紐づくもののため、ひとり1つ作成するのが基本になる。

組織はいくつでも作成でき、個人のアカウントを所属させられる。組織に所属するもしないも自由で、複数の組織への所属も可能。

組織の主要機能

組織の詳細な機能は公式サイトのプランページに書かれている。

https://bitwarden.com/pricing/

https://bitwarden.com/pricing/business/

組織に属するメリット

他者とのログイン帳の共有

ログイン帳の共有が組織に所属する最大のメリット。指定したログイン帳を他者と共有するための入れ物が組織で、所属できる人数や管理機能によって、異なる形態の組織を選ぶ。

下記画像のように、個人アカウントの元で組織の機能があるというように個人:組織は1対多の関係になっている。

プレミアムプランへの無条件昇格

Free Organization以外の組織に所属している個人アカウントは、無条件にPremiumプランに昇格する。費用負担なくファイル添付ができたり、サポートを受けられたりする。

Bitwarden管理画面からプレミアム版にアップグレードしようとすると、下記の表示がでる。

Bitwardenの基本機能やメリットはこちら パスワード管理ソフトBitwarden の 優位性・メリット・デメリット

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