ロボフォームエブリウェアとは-機能・料金・メリットデメリットを挙げてみる
ロボフォームの高機能有料版『ロボフォームエブリウェア(RoboformEveryWare)』を使って13年以上が経ちます。
大きな変化はあまりないジャンルのソフトなので、このあたりで一旦メリットデメリットをまとめてシェアしてみます。
ロボフォームエブリウェアのメリットは
エブリウェアは有料版ですが、まずは「無料版のロボフォーム」について軽く触れます。
ロボフォームは、インストール型のパスワード管理ソフト。パスワードを保存する機能と解読不可能なパスワードを生成する機能を備えています。パソコンやスマホにインストールしておくと、ほぼどんなサイトにでも1~2タップで安全にログインが可能となります。
たとえばIDとパスワード入力が必要なショッピングサイトや会員サイトに、保存しておいたログイン帳からIDとパスワードを判別し入力してログインボタンを押すところまで自動で行うことが可能になります。
パスワードを作って覚えておくのを人力で行うのはかなり大変ですが、きっちり管理しないと
- パスワードを忘れてしまう
- 同じパスワードを使いまわしてしまう
- 覚えられる程度のパスワードしか使わなくなる
といった、不正アクセスを誘発する事態になってしまいます。
ロボフォームを使うだけで、不正アクセス不可能な堅牢さのパスワードを作り、自動入力するという安全な環境が手に入れられます。
ただし、無料版ロボフォームはデバイス1台でしか使えないためWindowsPCで保存したパスワードはMacでは使えず、Macで保存したパスワードはiphoneで使えないのがデメリットです。
これを解決するのが有料版のエブリウエア
「ロボフォームエブリウェア」について
エブリウェアは持っている全デバイスのパスワードを同期してくれます。WindowsPCで保存したパスワードはMacでもiphoneでもAndroidスマホでもどこでも使えるということです。
パスワードの同期以外にも多くのメリットがあり
- バックアップになる
- デバイス間データ同期
- サポートが付く
- 2段階認証
- 共有フォルダ
- 緊急アクセス
- WEBアクセス
などが挙げられます。
日常的に便利なメリット、いざというときに助かる機能などタイプはさまざまありますが、10年以上の使用経験を踏まえても「あってよかった」と思えます。
また、同種のソフトの中でもロボフォームは最安レベルの価格であることも大きな魅力と言えます。
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エブリウェアの各メリットを詳しく見ていきます
PCが壊れた時のバックアップになる
オンラインでデータが保持されるのでローカルデバイス故障時にもデータは失われないメリットがあります。
PCやスマホに保存したパスワードは、端末が壊れるとおしまいです。いつものショッピングサイトで買い物できず、SNSにログインして友達を連絡を取ることも出来なくなります。
エブリウェアだと、データはクラウドの安全なスペースに保存されているので、パスワードが消えてなくなる心配がほぼゼロになります。
デバイス間でデータが同期できる
クラウドを通して、デバイス間のパスワードが同期されて常に最新状態になります。パソコンで保存したパスワードがiphoneでも使え、Macで保存してもWindowsで見ることができます。
家で登録した情報サイトに職場からアクセスしたり、パソコンでアカウントを作ったショッピングサイトにスマホでログインしたりも可能です。
公式サポートが付く
エブリウェアユーザーは、ロボフォーム開発元が直接サポートしてくれます。
サポートは無料版にはサポートなく、エブリウェアだけの特権です。
メールではなく掲示板形式で1対1のやりとりができます。過去の質問と回答、やりとりがどちらで終わっているかが一目瞭然でたいてい1~2日で回答が返ってきます。
2段階認証が使えてハッキング対策も万全
IDとパスワードだけのセキュリティだと、情報漏洩したときに悪意を持ってログインされてしまいます。2段階認証を使っていると手持ちのスマホなどでもう一段階のセキュリティを付けられるので、ハッキングリスクが大幅に下がります。
ロボフォームエブリウェアは、この2段階認証に対応しています。
たとえこの機能を使わなくてもロボフォームがマスタパスワード必須なので安全性は高いですが、2段階認証にすることで「情報だけではなく端末も入手しないと不正ログインできない」ことになりってさらに盤石になります。
他者とデータ共有できる『共有フォルダ』が使える
クラウド上の安全な共有フォルダを使って、他の人とログイン帳を共有できます。また、アクセス権のレベルを設定可能。
下記の画像は共有フォルダの実際の画面で、自分が共有してもらっているログイン帳、自分が共有しているログイン帳が別のものとして表示されているのがわかります。
いざというときの緊急アクセス機能
ロボフォームのデータには基本的に本人しかアクセスできなくなっています。
そのため不慮の事故で死亡したり、マスタパスワードを失念したりすると、もう二度とそのアカウントのデータにはアクセスできなくなります。
そういった緊急時に備えて、誰かほかの人に緊急用のアクセス権を付与しておくというのがこの緊急アクセス権の機能です。
緊急アクセス権利が使える条件
- 緊急アクセス権を与える側・・・有料プランのユーザーのみ
- 緊急アクセス権を受ける側・・・無料/有料プランどちらのユーザーでもOK
緊急アクセス権の付与方法
緊急アクセス権を「誰に」与えるか指定する。緊急アクセスを受ける側は、受けるか拒否するか選択できる。その時に、合わせて「猶予日数」も決めておく。猶予日数とは、アクセスの要求があったときに拒否できる期間のことです。
緊急アクセス権の発動方法
緊急アクセス権を受けた側は、いつでもデータへのアクセスを要求することができます。
アクセスの要求があると、「猶予日数」の間に緊急アクセス権を与えた側が拒否しない場合に、自動的にアクセス権が付与されます。
この機能についてはヘルプのこのページに記載されているので一度ご覧ください。
WEBアクセス
WEBブラウザからもロボフォームのログイン帳を見ることができます。
エブリウェアのデメリット
ロボフォームエブリウェアにはメリットが多々ありますが、下記の2つがデメリットと言えます。
費用がかかる
有料版なので多少は支払いが発生します。しかし有料だからこそ費用をかけて安全な環境を構築することができるのも事実で、それが信頼性とリスク低減につながります。
また、無料のパスワード管理ソフトだとどうしても事業としての信頼性が劣ります。個人情報の売り買いなど良からぬマネタイズをしているのではとの懸念を持たれることもあります。
データがクラウドに保存される
エブリウェアの最大のメリットは、デバイス間でログイン帳が同期できることです。そのため必然的にデータはクラウドに保存されることになります。
この点が、「クラウドにデータを置いたらダメ」という社内ルールがある企業にとってはデメリットになりえます。
- 無料版ロボフォーム →データはローカルに保存して1台のみが使える
- 有料版ロボフォームエブリウェア →データはクラウドに保存して全デバイスで同期する
また、クラウドに保存するということはハッキングされると情報流出してしまう可能性があるともいえます。
エブリウェアにアップグレードするには
ショッピングカートページからエブリウェアを購入することでアップグレード可能です。時折値引きキャンペーンを行っており、20~30%OFFになることもあるのでタイミングが合えば活用しましょう。下記は2018年12月の画面。この画面から家族用ロボフォーム、ビジネス用ロボフォームを手に入れることも可能です。(家族用とビジネス用ロボフォームは一人で使う人には無関係のバージョン)
ロボフォームエブリウェアの特徴・メリットデメリットまとめ
ロボフォームは『エブリウェア』にすることで、
- バックアップになる
- デバイス間データ同期
- サポートが付く
- 2段階認証
- 共有フォルダ
- 緊急アクセス
- WEBアクセス
これらのメリットが得られます。
多少の費用がかかることとクラウドにデータ保存されることが一部ユーザーにとってはデメリットだが、ほとんどの人にとっては全く問題ないはずです。
デバイスすべてで同じパスワードを手間なく使えるのは快適なので、PCとスマホ、PCとタブレットなど2台以上の機器をもっているならぜひ活用してください。
4 comments
わかりやすい記事で参考になりました。
紹介リンクで購入しました。
ありがとうございます。
ウェブの世界も安全第一ですからね・・・お役に立ててなによりです!
紹介リンク使わせて頂きました
Muchos gracias
iQue tengas un buen dia!