Bitwarden でファイルを保存する方法と仕様
パスワード管理ソフトの多くはテキストのパスワード以外も保存できるものが多い。たとえば、銀行振込の乱数表やマトリクスなどの画像やPDFを保存し安全な閲覧を提供してくれる。
Bitwardenでもファイル保管の機能があり、さまざまなファイルを保存することができる
Bitwardenでのファイル保存の方法
ファイルが保存できるプラン
Bitwardenは無料プランでも機能が充実しているが、ファイル保存はできない。
ファイルを保存できるのは有料のプレミアムプランに限られている。プレミアムプランになるには、個人アカウントに課金するか組織の有料プランに所属するかどちらかの条件を満たす必要がある
保存可能なファイルサイズ
1ファイルにつき最大100MBで、トータル1GBまで。
課金すればトータル容量は増やすことができる。1GBあたり$4/年とかなり安価な価格設定。
ファイルの保存方法
Bitwardenでは、ログイン帳やノートといったアイテムに添付するという形でファイルを保存する。
ファイル単体で保存することはできず、フォルダごとアップロードして複数ファイルをまとめて保存もできない。
あくまでも、ファイルは1つずつアイテムに紐づける必要がある。
Bitwardenのアイテムは
- ログイン
- カード
- ID
- メモ
の4種類があり、いずれにでもファイルを添付可能。1アイテムに複数のファイルを添付も行える。
保存したファイルを見るには
Bitwardenで保存したファイルを見るためには、一旦ダウンロードして、ローカル上で表示する必要がある。
アイテム右側の歯車をクリックし、添付ファイルを選択。
このウインドウから既存ファイルのダウンロードと新規ファイルの添付が行える。既存ファイルの名前をクリックするとダウンロードが開始される。
他のパスワードマネージャーとの比較
1PassWordは文書という形式のアイテムに1個のファイルを格納できる。添付できるのは文書のみで、ファイル数も1個だけ。制限は厳しいが、オンライン上でファイルをプレビューできるのでダウンロード不要という利点がある。
LastPassはBitwardenと同様にアイテムに添付する形式。最大値は不明だが複数添付できたように記憶している。ファイルはダウンロードして確認する。
ロボフォームは有料プランであってもそもそもファイルを保存することができない。
これらと比較したBitwardenのファイル添付機能の優位性は、下記3つ
- どのアイテムにもファイルを添付できる カード情報に乱数表ファイルを添付、など
- 1つのアイテムに複数のファイルを添付できる
- 添付容量は課金で増やせる
プレビュー機能が無い点において1Passwordの後塵を拝しているが、それ以外はBitwardenのほうが使い勝手がよい。
その他のBitwardenのメリットはこちら パスワード管理ソフトBitwarden の 優位性・メリット・デメリット