ProfilePress(旧WP User Avator)の機能を調べてみた
ある日突然 WP User Avator からバージョンアップしたProfilePress。
名前からするとプラグインの方向性が変わっている気がしたので、簡単に調べてみた。
Profile Pressとは
ProfilePressは、会員制サイトを構築できるプラグイン。
投稿やコメントを通じユーザー同士コミュニケーションをさせたり、ユーザー権限毎にコンテンツを出し分けたりといった、会員のための場づくりをすることができる。
フリーミアムモデルを採用しており、無料で使い続けられるが、有料版は1サイトで$79のプランから用意されている。14日の試用期間がある
無料機能
ProfilePressでは、下記の機能を無料で提供している
- ユーザー登録
- ログインパスワードリセット
- ユーザーごとのマイページ
- アバターの表示とアップロード
- ドラッグ&ドロップによる登録ページのカスタム
このアバターの表示とアップロードが、いままでWP User Avatorが担っていた機能。かなり大胆に方向転換したようだ。
有料機能
有料版にすると、プラグインのアドオンとして下記の機能が使えるようになる。
- 電子メールによる通知機能の拡大
- ユーザー承認機能
- カスタムフィールド
- 認証前のメールアドレス確認機能
- ソーシャルログイン
- スパム保護
- パスワード無しログイン
- ユーザーによるサイト作成の許可
- メールマーケティング
- WooCommerce
- BuddyPressとのユーザーアカウント共有
ProfilePressの問題点
Profileページ
Profileページのスラッグがデフォルトでprofileと入力されているため、同一スラッグのページがあると不具合が起こる。こちらのサイトなどで言及されている。
ログインページ
デフォルトでログインページをリダイレクトするようになっているため、「作った覚えがない固定ページ」を下書き化していくとログインできない状態になることがある。
これは実際に巻き込まれた
WP User Avatorはアイコン変更にGravatorを使いたくない人が重宝していたシンプルなプラグインだったが、大幅な機能拡充でややシンプルさが失われてしまった。
公式ページには「プラグインが理由でWordPressの動作が遅くなることは無い」と書かれているが、脆弱性に繋がる恐れもあるし他のプラグインと競合することもありえる。把握できない機能に不安感を覚える人であれば、素直にGravatorを使ったほうがよさそうだ。