Notionのグローバルブロックの仕様について調べる
Notionの便利な機能のひとつ、他のページと共有できるブロックである「グローバルブロック」の仕様について気になった点を確認してみた。
具体的にはおおもとのブロックを削除するとコピーしたグローバルブロックも削除されるのかという1点。
グローバルブロックのテスト
グローバルブロックを作る
普通にブロックを作成。ブロックタイプは分かりやすさ重視のテキストで。
別の場所に張り付ける
グローバルブロックとして、別のページにも表示した。
元のブロックを削除する
おおもとになったブロックの内容を変更する。すると別ページのブロックも変更された。これは正常な動作。
別ページのブロックの内容を変更する。おおもとのブロックの内容も変更された。これも正常。
グローバルブロック同士で、確かにブロックの内容は一意になっている。
ここでおおもとのブロックをDeleteしてみる。別ページのブロックも削除されるかと思ったが、まったく影響はなく、削除されることはなかった。
ブロックの削除を行っても、別のグローバルブロックに影響はないらしい。
複製を繰り返しみる
ブロックを作り、グローバルブロックとして別ページに張り付ける。そのブロックをもとに、さらに別のページにも貼り付け、表示させる。
グローバルブロックを合計3か所に表示されている状態にし、Deleteを試してみたところ、どのブロックを消しても残りのブロックに影響はなかった。Aを消してもB,Cはそのまま。Bを消してもA,Bはそのまま。A,Bを消してもCはそのまま残る。
残ったブロックが複数あるならそのブロック間で内容が同期されるようなので、「いずれかのグローバルブロックを削除するとすべての同期が切れる」わけではなかった。
URLの確認
いまさらだが、グローバルブロックのURLを確認。
おおもとになったブロックのURL、グローバルブロックとして張り付けたブロックのURL
どちらも同じだった
結論
結論としては、Notionのグローバルブロックはブロックのエイリアスでもショートカットでもリンクでもなく、同期する機能を持ったコピーというのが近いようだ。
いずれかのグローバルブロックを編集すると、同期するブロックすべてに内容が反映される。ブロックの背景色を変更するなどしても、同期するブロックすべてに内容が反映される。
ブロックを削除した場合だけ、そのブロック1つが削除されるという仕様らしい。同期するブロックすべてが削除されるわけではない。
グローバルブロックはLinked Databaseのように「元データとショートカット」という関係ではなく、すべてが元データであり実態のようだ。ということはデータベースの本体をまとめるページのようなものはグローバルブロックには必須では無いということでもあるが、グローバルブロックを見分けるために作っておくなら意味が無くはない。