クラウド型ノートアプリ「OneNote」を5年ほど使ってのメリットデメリットetcメモ
少し前に個人使用が無償化されたのでOneNoteの使用頻度が増えた。結構便利なソフトではあるが5年少々使って来て便利なところも不便な個所も見えてきたので、また別のものに乗り換えることを想定してOneNoteに対する諸所の所管をまとめておく。
OneNoteとは
クラウド型のノートアプリ。データはローカルにあり、同期をクラウドを介して行う。同期速度は比較的早いほう。ネット接続があってログインしていれば数秒で同期される。
PC/スマホ間での同期も問題はない。スマホアプリも操作性が良く使いやすい。
よく比較されるEvernoteとの比較では、
- オブジェクトの配置位置が自由
- 複数デバイス間の同期に制限がない
- 複数人数で共有しやすい
との点がメリット。
- ノートのデザインが乱雑になる
- 挙動が安定していない
- ファイルサイズ制限が厳しめ
なのがデメリット。
操作感
ノート上の個々のパーツはそれぞれ別のオブジェクトとして扱われる。好きな場所へ好きなオブジェクトを配置できる特徴がある。位置は固定化されておらず画像をドラッグ&ドロップしたりテキストを改行したりすると思わぬ位置へ移動させられてしまうことも起こる。
アプリにおいては操作性は良いが安定性が今一つ。一つのノートが選択できず複数ノートの選択を繰り返すこともしばしば。
検索でも疑問符が残る。8割がたは正常に機能するが、明らかに存在するテキストが検索から漏れていることもある。
分類は階層化が基本
ノートブック>セクショングループ>セクション>ノート
ノートは階層化できるので最大で5階層に出来る。
Windows10のアプリでは異なるノートブックを同時に表示することはできず切り替えて使うことになる。2016版アプリだと開いているノートブックすべてのセクションを一覧できたためこの点は進化とも劣化とも言える。
加えてタグやラベルでの分類も可能。それぞれが検索可能でチェックリストも作れる。
ペンタブレットとも連携し、紙に近い操作間を実現することもできる。ただし書き込んだ線や塗りつぶしは細かく分割されたオブジェクトになるためノート上が乱雑になる印象で個人的にはあまりしっくりこない。
テーブルオブジェクトも作成可能。
塗りつぶしオブジェクトは使えない。枠線のみのオブジェクトなら可能。
他者との共有
ノートブック(ファイル)単位で他者と共有できるのでこの点においてはEverNoteより使いやすい。
ファイルが増えるごとにそれぞれ共有の操作をする必要がある点は面倒でもある。
編集を行った人物のアカウント名がノートの該当オブジェクト右側に表示される。設定により表示を消すこともできる。