マルチサイトにも使える新着記事プラグイン「WP Latest Posts」仕様・設定方法
以前のエントリ「WordPressマルチサイトで子サイトの新着記事表示に『WP Latest Post』プラグインを試す」で入れてみたプラグインの設定方法
WP Latest Postsの仕様
機能
- サイトの記事を取得し、表示できる
- ウィジェットとしても使え、ショートコートにも対応している
- サムネイルをon/off/記事中の最初の画像から切り替えられる
- ソート順の指定ができる
- カテゴリを指定できる
- これらをマルチサイト間でも行える
費用
無料版と有料版がある。
無料版でもたいていのことはできるが、有料版にアップグレードするとテーマ(表示方式)が増えたりタグでフィルタしたり、ほかにも10以上の追加機能が使えるようになる。
更新性
2021/1/19時点でバージョンは4.8.7。最終更新日は3日前で、最新のWordPressに対応している。10000以上インストールされ、評価も★4と高め。
具体的な設定方法
プラグインをインストールすると左メニューに「WP Latest Posts」が現れる。初期メニューは下記の通り。
ALL NEW BLOCKSをメインで使うことになる。ここに作成した「ブロック」が表示される。ブロックとは「エントリの取得元や表示方法を定めた一連の固まり」のようなもの。
TRANSLATIONは翻訳機能。特に使わない。
SYSTEMCHECKはこのプラグインが動くかのチェック。最初に1回だけ確認すればよい。
SETTINGはキャッシュを使うかどうかの設定
ADVANCED NEWSは主に有料プラグインの紹介など
ALL NEW BLOCKSの右側にある「+NEW BLOCK」で新しいブロックを作り、ブロック名を入力する
エントリの種類と、取得元を決める。
POSTSは投稿、CATEGORY LISTはカテゴリ、PAGESは固定ページ。
その下のドロップダウンでサイトを選択。マルチサイトであればここにすべてのサイトが表示される。その下にあるチェックボックスはカテゴリで複数選択可能。チェックを入れたカテゴリのエントリが取得されることになる。
エントリの表示順と昇順降順の選択
基本的にはこれだけでよいが、ブロック選択中に表示される新たな左メニューから細かな表示もできる。
CONTENT SOURCEで、エントリの取得元を選択
DISPLAY AND THEMEで、表示方法に関する設定を行う。テーマの選択や(有料版だと種類が増える)取得するエントリの数、列数や行数などもここから設定する。
IMAGES SOURCEでサムネイル画像の取得元を選ぶ。アイキャッチもしくは、記事中の最初の画像のいずれか。サイズも指定可能。
SHORTCODEではショートコードの取得と設定が行える。ショートコードを使うと投稿や固定ページの中にブロックを埋め込める。
ADVANCEDでは日付表示やCSSでの微調整を行う。特に設定しなくとも構わない。
設定が完了したら、PUBLISHを押してブロックを保存する。以上の設定はいつでも変更できる。
ウィジェットとして表示するときは「WP Latest Posts Widget」を選択し
ウィジェットの設定で作成したブロックの中から表示するものを選ぶ
表示例
マルチサイト・子サイトの新着エントリ
ウィジェットに子サイトの新着エントリを表示してみたところ。サムネイルは右側に、タイトルと投稿日を表示。抜粋は無し。
1列×5行で表示
なぜかショートコード表示ができなかったため画像のキャプチャで。
マルチサイト・子サイトのランダムエントリ
ウィジェットに子サイトのエントリをランダム表示させてみたところ。
サムネイルは前方、タイトルと投稿日と抜粋を表示
3列×1行でエントリ数は10なので切り替えボタンが下部に表示されている。
この部分はショートコードで記事中に表示している。
このサイトのカテゴリリスト
カテゴリを3つ選び、リスト表示してみたところ。カテゴリ画像もカテゴリ説明もないので簡素な表示だが、カテゴリを指定しての表示、移動も行える。
入手方法
WordPress.comの作者サイトから
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-latest-posts/
もしくは作者WEBサイトから
https://www.joomunited.com/wordpress-products/wp-latest-posts