Notion:下層ページ「Turn into」時のブロックタイプによる変換後の違い
「下層ページをTurn intoコマンドで上層ページのブロックに変換する」という操作をNotionではよく行う。
下層ページの中にある複数ブロックごと上層のブロックに変換されるので、通常では不可能なブロック配置が出来るからだ。
Turn intoで変換できる13個のブロックについて、返還後、それぞれがどのようになるか調べてみた。
実験用にテスト用のページを作り、下層にページを作った。タイトルは「Turn into test」。
下層ページ内部はこのようにした。全幅のヘッダブロックの中に、幅を2分割したブロックがある。
下層ページから Text への変更
テスト開始。上層ページに戻り、下層ページブロックをまずはTextに変換する。
下層ページのタイトルがTextへ変換され、それ以外は下層ページの内容がそのままタイトル下部に表示されている。
下層ページから Heading1 ~3への変更
次に、Headingへの変更。内容はほぼ同じだったのでHeading1~3をまとめて解説。
下層ページのタイトルが選択したHeadingに変換、それ以外はそのまま表示される。
下層ページから Page への変更
次に、下層ページを上層のPageブロックへの変換を行った。
何も起こらない。Pageブロック自体がもともと「ブロックを下層のページへ変換」する機能のためこれは想定内。
下層ページから To-do list への変更
To-doリストへの変更
下層ページのタイトルがTo-doリストに変換され、それ以外のブロックはそのまま表示。
下層ページから Bulleted list への変更
中黒の点でリスト化するBulleted listへ変換した。
予想通り、タイトルがBulleted listへ。それ以外は変わりない。
下層ページから Numbered list への変更
自動的に番号が行頭に振られるNumbered listへ。
こちらもBulleted listと同じように下層ページのタイトルがNumbered listになった。
下層ページから Toggle list への変更
Toggle listは横向き▲のトグルボタンで中身を開閉できるブロック。
Toggle listに変換すると、下層ページのタイトルがトグルのタイトルになり、トグルは閉じた状態。
トグルを開くと、下層ページにあったブロックが中から出てきた。これは、知っていると便利な「トグル内にブロックを横に並べる」を実現する手段でもある。
下層ページから Code への変更
プログラムの記述をするのに使うCodeブロックへの変更。
下層ページのタイトルがCodeへと変換。タイトルにCodeを入力することは無いと思うが、変換後すみやかにCodeの入力が始められる利点はある。
下層ページから Quote への変更
Block quote、いわゆる引用ブロックへと変換してみる。
下層ページのタイトルが引用へと変換された。
下層ページから Callout への変更
Calloutはアイコンと背景が付いたテキストブロック。補足説明などによく使う。下層ページをCalloutブロックへ変換すると
タイトルがCalloutブロックへ。
下層ページから Block equation への変更
最後に、Block equationへと変換してみる。これは数式を入力するための特殊なブロック。
もちろん下層ページのタイトルがBlock equationへ。
まとめ
下層ページのブロックをTurn into機能で上層ページのブロックへと変換すると、タイトルが選んだブロックタイプになり、それ以外はそのまま上層ページへと表示されることになる。
今回テストした13タイプの中で特に意味があるのはToggle listで、このやり方によってトグル内でブロックを横並びにできる。
Pageブロックは変換前後が同一となるため動作せず、意味がない。
それ以外のブロックはどれを選んでも大差ない。変換後に入力したいブロックタイプを選んでおけばよい。
このようにして下層ページを上層ページのブロックを変換することで、通常の操作ではできない列の入れ子構造も実現できる(下記ページ参照)。