WindowsユーザーがiCloudメールアドレスを入手・設定するまでの手順
windowsユーザーがicloudメールアドレスを取得しようとしたら少々手間取った。メールの概要仕様・取得までの手順をまとめておく。
iCloudメールとは
iCloudメールの概要と仕様
- iCloudメールとは、Apple社が提供しているクラウド型のメールサービス
- iphone、ipodtouch、ipad、macなどのApple製デバイスのユーザーであればだれでも無料で使える
- メールアドレスはXXX@icloud.comになる。XXXの部分は重複しない任意の文字列を自分で決める
- AppleIDひとつにつき、iCloudメールのアカウント1つ+エイリアス3つまで取得可能
- 容量はプランで変わる。無料プランだと最大5GB
iCloudメールアドレス取得まで
iCloudメールを使うために、まずはAppleIDを作成する。AppleIDはAppleの製品を使うときに一人に一つ必要となる基本アカウントのこと。
AppleIDを作る
AppleIDはiOS系デバイスの他、Windowsからでも作ることができる。作成はAppleIDの作成画面から必要事項を入力するだけだが、そのためのメールアドレスが必要になるのでGmailやプロバイダのメールアドレスなどをあらかじめ用意しておく。
iOSデバイスにAppleIDを設定
AppleIDが作成できたら、iphoneなどのiOSデバイスにAppleIDを設定(そのアカウントでログイン)する。
エラーで進めないケースの対処法はこちら
メールアカウントを作成する
「メール」の項目をONにすると、メールアカウントが無い場合は作成のウィザードが起動する。ここで作成するメールアカウントが、先ほどのAppleIDに紐づくことになる。
メールアドレスを決める
@icloud.comの@より前を決める。すでに誰かが使っている場合は先に進めないので一意の文字列を入力。もし作成できないエラーが出るようなら、一度AppleIDからサインアウトして再度ログインするとうまくいくことが多い。
メーラーで受信メールを確認する
ブラウザ(mac/win問わず)で確認するならhttps://www.icloud.comへアクセス。ログインするとメール画面になる。
もしくは、iOSならメールアプリを立ち上げるだけでよい。メールアカウントが作成できたことを確認する。そのデバイスでメールを使うつもりならiCloudメールアカウントの作成手続きはここまででOK。
iOSではなくWindowsやAndroidなどでメール確認したいのであれば、あといくつかの操作が必要になる。
iCloudメールを非iOSデバイスで確認する
他のデバイスでiCloudメールを使うためには、iCloudメールアドレスの他にパスワードが必要になる。パスワードはAppleIDの管理画面から取得できる。
Appleのパスワードを取得する
AppleIDの管理画面にアクセスし、APP用パスワードの生成を行う
メールアドレスとパスワードがあればサーバ情報を自動設定してくれるメールソフトもあるが、手動で設定する必要があれば下記を入力する
受信メールサーバの IMAP 情報
- サーバ名:imap.mail.me.com
- SSL:必要
SSL を使うとエラーメッセージが表示される場合は、TLS を使う - ポート:993
- ユーザ名:メールアドレスの@の前部分(それでだめならメールアドレス全体)
- パスワード:先ほど作成したAPP用パスワード
送信メールサーバの SMTP 情報
- サーバ名:smtp.mail.me.com
- SSL:必要
SSL を使うとエラーメッセージが表示される場合は、TLS または STARTTLS を使う - ポート:587
- SMTP 認証:必要
- ユーザ名:iCloud メールアドレス全体
- パスワード:先ほ作成したAPP用パスワード
これで、iOSデバイス以外からもiCloudメールを使うための下地が整ったことになる。あとはアプリやソフトにこのアカウントを設定するのみ。
まとめ
- iCloudメールとは、Appleがユーザー向けに提供している無料メールサービス
- iCloudメールはiOSデバイスを持っていれば誰でも使える
- iCloudメールアカウントを一度作れば非iOSデバイスでも使うことができる