ノートPC LG gramバッテリーの自力交換手順
買って3年経つLGgram Laptop/15Z960-Gのバッテリーの劣化が顕著になってきた。1分ごとに残量が1%ずつ減っていき、80%を切るといつ強制終了してもおかしくない状態に。常時ACコードで接続していないと使い物にならず、不便すぎるのでバッテリー交換せざるを得なくなった。
ただしLGgramはユーザーがパーツを交換できるようになっていない。バッテリーも公式には売られていない。カバーを開けた時点で補償対象外に・・・
安全を求めるならLG社に連絡して有償修理してもらうこと。安く済ませるならサードパーティのバッテリを買って補償切れ覚悟で交換してみよう。
自力でのバッテリーの交換手順
用意するもの
- +ドライバー(できるだけ小さなもの)
- -ドライバー(これもできるだけ小さなもの)
ねじを外す
最初から見えているねじは中央上部のA1個だけだが、足ゴムBCDEとカバーシールFGHを外すと出てくるネジも外す必要がある。両面テープか何かで止めてあるだけなので、簡単に外すことができる。
-ドライバーを使ってめくり、+ドライバーでネジを外す。
ヒンジ部分を外す
機種によるだろうが、15Z960-Gはヒンジ部分のカバー左右2か所を外す必要がある。外しづらいうえに脆く、割れそうなので注意して-ドライバーで外していく
カバーを外す
これでようやく本体裏面のカバーを外せる。カバー左側にはくぼみがあるので-ドライバーを差し込めば容易に外せる。
中身は結構スカスカなようだ。バッテリーももっと大きなものを搭載できるだろうが軽さを優先している。
バッテリーを交換
バッテリーもネジ止めされている。カバーと同サイズの+ドライバーで外すことができる。
マザーボードとの接続はケーブル1本のみ。横にスライドするようにして外し、新しいバッテリーを接続する。
逆の手順で元に戻す
バッテリーのネジ、本体のカバー、ヒンジカバー、本体ネジの順に止めていく。
ヒンジカバーは左右があるので注意。逆にはめようとすると、一見してハマりそうで最後までハマらない。
バッテリーの購入元
バッテリーは、日本のショップもしくは海外ショップで購入できる。
日本のショップはサポートがあり到着まで早いが、価格が高い。確認したときは¥18000前後だった。この金額を出すならLG公式に修理に出すのと変わらない。
今回は海外のショップ(aliexpress)で購入した。レートによるが日本円で¥4000~¥6000程度。今回の交換で使ったのは下記の製品で、帯電防止シート+プチプチ+段ボールで梱包されてきた。シンプルかつ十分で破損のリスクはほぼなさそう。
価格は$53.39。日本までの送料無料。購入からおよそ10日ほどで到着した。Order履歴画面からは到着まで1~2か月との表示だが、まったくあてにならないようだ。
参考:Aliexpressで販売されているLG gram用バッテリー
LG公式の修理
作業の時間/自信がないなら、LG公式にバッテリー交換依頼ができる。価格は¥15000~¥20000ほど。ただし本体ごと郵送する必要があるので、数週間は使えないことになる。
交換完了し、ようやく持ち運べるノートPCとして再活用できるようになって喜ばしい。