WordPressで作成したサイト・ブログ付属の問い合わせ管理を検討する
WEBサイトであれブログであれWordPressを使うことが多くなってきた。問い合わせ部分の作成で最もよく見るのがContactForm7で作成した問い合わせフォームを固定ページに設置するというもの。
本当にContactForm7がよいのかあらためて検討してみる
コンタクトフォームのデメリット
ContactForm7に限らず、フォーム形式のツールはデメリットが多い。
- サイトごとにフォームの作成が必要
- 連絡/問い合わせがメールで届くので見逃すこともある
- メールはルータによる破棄やアンチウイルスソフトの誤検知のリスクがある
- 無駄な問い合わせが多い
まずフォーム作成が面倒であるという点、入力を定型化してメールするだけのものなのでメールと同等のリスクや不便さはある点。エントリ→問い合わせフォームとダイレクトに移行するのでそのページに書いてなければ閲覧者には無いものと同じなので無駄なやりとりが発生する点。ついでにプラグインはアップデートもありセキュリティリスクにもなる。
検討に値する候補
問い合わせフォーム作成サービスを使用する
- Formz
- formrun
など
問い合わせフォーム作成の外部サービスを使いインラインで埋め込むと作成・管理するフォームが少なくて済む。ただし無料だと広告が入り有料だと結構な価格になるのがデメリット。サービス終了リスクもある。
統合系ソフトを使用する
- Bitrix24
- SalesForce
- ClickUp
など
問い合わせ管理を機能の一部として持つソフトを使用するのもひとつの方法。作成したフォームをサイトに埋め込み、対応はソフト上で行う。
メールを介在しないのでメール特有の不便さが無くなるうえ、問い合わせをタスク化でき進捗管理も容易なのがメリット。余分な機能が多いのと費用が多少はかかるのがデメリット。
ナレッジベースを作成する
いっそのことサイト内にナレッジベースを作成してしまう。
- プラグインを使う
- テーマを使う
プラグインであれば既存のサイトの問い合わせ部分の拡張というイメージで作成できる。テーマになると多少大がかりになるが作成できるコンテンツが増え信頼性にも寄与する。別ドメインにするより、サブドメインかサブディレクトリにしたほうが統一性がある。
ただしナレッジベースは閲覧者へ提供する情報量を増やして無駄な問い合わせを省き自己解決してもらうという利点しかなく、問い合わせツールそのものは別途考える必要がある。
一応の結論
サイト規模や目的にもよるので暫定的なものだが、ナレッジベース化と統合系ソフトの使用を併用するのが最も低コストかつ手間暇を減らせそうではある。
問い合わせを減らすためにナレッジベースを作り、問い合わせ部分は統合系ソフトを使ってタスク化し進捗管理する。