DNSを変更してWEBの障害を回避するためのルーターの設定方法(TP-Link版)
WEBサイトが見られなかったりWEBサービスに接続できない原因のひとつにDNSの障害がある。
解消するまで待ってもいいが、別のDNSを参照すれば数分程度で簡単に解決できる。ここでは家/会社からルーター経由でネット接続している場合に設定を変更する方法をTP-Link製ルーターを例に紹介していく。
DNSとは:URLとIPアドレスを変換する仕組みで、デフォルトではIPS(契約したプロバイダ)のものを使う設定になっていることが多い。DNSを変更するメリットとして、表題のDNS関連の障害を回避してネット接続できるようになったり、WEBとのやり取りが高速化されたり(することもある)が挙げられる。
DNSの変更手順
ルーターの管理画面を開く
これはTP-Link社製ルーターの場合。ルーターのIPアドレスを入れ、設定したパスワードを入力してログイン。
他社製ルーターでもほぼ間違いなくDNSの設定は可能なはずなので、インターネット側の設定関連画面からDNS項目を探す。
詳細設定タブで表示されるプライマリDNSとセカンダリDNSを変更する。
ネットワーク設定画面に移行
ネットワークをクリックしインターネット画面を開く。詳細設定のボタンを押す。
GoogleのDNSを設定する
詳細設定の項目内に、DNSアドレスがありそこにプライマリとセカンダリのDNSが書かれている。ISPから動的に取得となっていれば、ISP既存のDNSサーバを使うということなので、今回ここを変更する。
DNSアドレスを次のDNSアドレスを使用に変え、8.8.8.8と入力する。8.8.8.8はGoogleが運営するDNSサーバのアドレスで、比較的高速で安定している。
保存する
保存ボタンクリックして保存する。
ステータス画面に戻ると、DNSが先ほど変更したDNS8.8.8.8になっている。DNSは即時~数分ほどで切り替わる。これでDNSが原因になっていた障害は解消しているはず。
この後、もともと設定していたプロバイダのDNSの障害が解消しても、GoogleのDNSサーバ8.8.8.8に不満が無ければDNSサーバを戻す必要は特にない。障害が起こればまた別のサーバを参照するよう変更すればよいだけだ。
まとめ
DNSが原因の通信障害は、参照するDNSサーバを変えれば簡単に解消できる。