ASUS WiFiルーター:ファームウェアが更新できないときのレスキューモードでのアップデート手順
管理画面からの1ボタンファームウェアアップデートはチェック・実行ともに何度おこなっても失敗する状態が続いていた。ダウンロードしておいたファームウェアを手動でアップしての手動更新もしかり。最終手段としてレスキューモードで行った記録。
レスキューモードのでのファームウェアアップデート手順
公式サイトで掲載されていたAX920の手順を参考に行ってみる。ただし機種違いによるものか、異なる部分がいくつかあった。
準備から完了までの流れは下記の通り
- 機種に合うファームウェアをダウンロードしておく
- ユーティリティをダウンロードしておく
- ルーターをリセットする
- ルーターとPCをLANで直結する
- PCのIPアドレスを192.168.10.Xに変更する
- ユーティリティを起動する
- ファームウェアアップデートを行う
- アップデート完了後ルーターの電源を切る
- ルーターを元通りに配置する
- PCのIPアドレスを元に戻す
説明と感想
ファームウェアはASUSサポートサイトからダウンロードしておく。時間帯によってはサポートサイトが込み合っていてダウンロードできないことがある。
該当製品の「ドライバーとツール」から。
ファームウェアのファイル名は「FW_RT_(型番)_XXXXX.zip」となっている。
ユーティリティはいくつかあるので、レスキュー用のプログラムをダウンロード。ファイル名は「Rescue_VXXXX.zip」となっている。
場合によっては「すべて表示する」などしないと昔のプログラムが表示されないかもしれない。
ルーターはリセットボタンを押しながら電源ボタンを押し、ランプが点滅しているのを確認する(レスキューモード)。
ルーターのLAN(WANではない)ポートにPCと直結するようにLANケーブルを指す。
PCはIPアドレスを手動で192.168.10.Xに変更する。Xは常識範囲内でなんでもよい。
レスキューユーティリティを起動し、ダウンロードしておいたファームウェアを選択してアップロードする。
マニュアルではランプが緑と紫に点滅すると書かれていたが、AX92Uでは点滅すらしなかった。
アップデート完了したとのメッセージも出ないが、進捗が100%まで到達したら完了。電源を切る。
ルーターを本来接続すべき場所に戻す。ルーターとしてならONU直下など。アクセスポイントして利用するならルーター直下かスイッチングハブに繋ぐ。
PCのIPアドレスを元に戻す。ルーターの電源を再度ONにする。
これでルーターにアクセスできるようになった。その際のルーターIPアドレスは手動で設定していたときのままになっていた。ファームウェアが変わっても引き継がれるようだ。
Ver364→Ver346にアップデートすることが出来た。その後は管理画面からのファームウェアアップデートのチェックも正常に機能しているようだ。