How To Fascinateの概要とテスト結果、使用目的
How to fascinate(ハウトゥファシネート)は起業家のサリー・ホグズヘッドが考案・展開しているパーソナルブランディングを目的とした自己分析ツール。魅力という観点から自らを分析し、リーダーシップや人間関係に役立てられる。
日本ではかなりマイナーな部類に入るツールだが、概要を簡単に紹介していく。
How to fascinateの仕様
- WEBサイトで登録&支払いもしくは書籍を購入して簡易的に診断する
- 結果は7*7のマトリクスから重複した1コマを除いた48タイプがある
- 48タイプの中から自分に適合したタイプが提示される
イノベーション、情熱、権力、権威、信頼、神秘性、注意力(書籍中では「警告」)の7つの中から、最も強く適合しているものが第一アドバンテージ、次に適合しているものが第二アドバンテージとされ、第一と第二が交差したマス目にあるのが自らのアーキタイプとなる。
診断の流れ
- WEBサイトへ登録、もしくは書籍に記載されたURLへ移動
- 設問に回答する(20~30分程度)
- 診断結果の表示
なお、書籍を利用して行う簡易診断よりもWEBから支払うほうが詳細な結果となる。
他のツールと比較してみると
この分野で著名なのはストレングスファインダー、MBTI、エニアグラムといったものがある。ストレングスファインダーは他人より抜きんでるための強みを診断し、MBTIやエニアグラムは自己の性格の傾向や成長の方向性により多くのフォーカスを当てている。
How To Fascinateは他人とコミュニケーションをとり、惹きつけることに主眼を置いている。「どのような魅力が備わっているか、伸ばすのに向いているか」「どのような状態だと魅力を生かせないのか、逆効果になりうるか」などあくまでも他人との関連性に重きを置くツールだ。
性格診断としてはどうか
こういったツールは当たりはずれで一喜一憂するものではないと思うが、How To Fascinateはかなり自分の価値観に沿った結果が出てくるので提示されたものをすんなりと受け入れやすい。そういう意味では「当たる」部分が多い。
また、どういうことをしてはいけないか、他人に嫌われやすいか、自分と周囲のメリットにならないか、それを防ぐにはどのような心掛けでいればいいかなどわかりやすい表現で知らせてくれる。
WEBサイトの結果はすべて英語になっている。英語があまり得意ではない人は日本語の書籍を買うと結果の閲覧と簡易テスト両方が日本語で行えるので、手っ取り早くわかりやすい。
日本語訳版は「あなたはどう見られているのか」というタイトルで販売されている。