NASのメリット・デメリットとお薦めベンダー【QNAP、Sylonogy、ASUSTOR】

NAS

NASはもうお使いでしょうか?

PCやスマホの容量不足、バックアップ先の確保という問題を解決するには、昔は外付けHDDをつなぐというのが唯一の選択肢でした。

けれど、いまはNASがあります。

NASとはNetworkAttachedStrage、ネットワークアタッチドストレージで平たく言えばLAN上に設置するハードディスクのことです。

これがとても便利なものなので、もしまだ未導入なら、すぐにでも入手しましょう。

この記事では10年以上NASを使ってきている僕が感じたメリットデメリットを紹介していきます。

NASが提供してくれるメリット

NASを買うメリット、それは主に次の4つです。

保存できる容量が増える

NASの第一の目的はファイルサーバとしての情報の安全な保管です。パソコンから見ると外付けドライブが接続されているように見え、実際HDDのように使えます。動作速度も早くてコピーや読み込み速度に不満を感じることもさほどなく、まるで内蔵HDDを拡張した感覚で使えます。

NASがあれば容量不足のパソコンも写真を撮りすぎてパンパンのスマホもデータを移してすっきりできます。

耐障害性がアップする

機器によって差があるものの、基本的に最安ランクの以外なら複数のHDDを取り付けでき、RAIDが構築できます。RAIDのレベルには寄りますが5もしくは6であれば一般の事業所なら十分です。

バックアップのさらなるバックアップ

RAIDで耐障害性を高めても、最悪のことは起こりえます。確率的にデータが失われる確率はゼロに近くてもです。実際僕には起こりました。一つの障害が他の障害を誘発し、連鎖的に発生しがちです。

そんなときのために、NASから更に外付けHDDにバックアップしたりAWSなどのクラウドストレージにバックアップする機能を備えたNASがあります。コストがかかる、復旧時の下記戻し速度は早くないなどの問題点はあるものの、絶対になくせないデータならこれらの方法も併用しておくとよいかと思います。

外出先からアクセスできる

NAS自体をWEBに公開して、外出先からでもアクセスすることができるというものです。

自宅サーバを立てるときのようにグローバルIPアドレスを取らなくてもOKで、今はNASの製造メーカーが専用サービスを公開しているのでそれを利用して手軽にWEBへの公開ができます。スマホの手軽な容量アップに使うなどこれもなかなか価値のある機能です。月額利用料ゼロで手に入れる容量無限のクラウドドライブみたいなものです。

その他機能も豊富

NASの種類によっては数え切れないほど(100を超える)の機能がついています。例えばWEBサーバとしてWEBサイトの公開、仮想化技術を使ってNASの中にパソコンを再現、OneNoteのようなノートアプリなどです。

NASのデメリット

一方、NASにもデメリットがあります。

  1. クラウドドライブほど使いやすいわけではない
  2. ファイルサーバほど高速動作するわけではない
  3. セキュリティの知識は必要
  4. コストがかかる

NASは外部から接続してデータを見ることが出来ます。職場から自宅のNASに置いたファイルを見ることも、出張先で職場のデータを閲覧することもできます。これだけ聞くとGoogleDriveやDropboxのようなクラウドドライブとして使えるように思いますが、常時ネットに接続していて専用アプリがあるクラウドドライブより使い勝手が劣ります。

接続速度がほぼゼロのクラウドドライブに対して数十秒はかかるNAS。この差はちょっとした隙間時間にアクセスしたい場合は特に気になるものです。

また、ファイルサーバほどの動作速度はありません。最近はNASのCPUも強化されてきていますがサーバ専用機と比べると段違いに低い性能です。もっとも、ファイルのコピーや転送といった用途では十分な速度がありますのでさほど気にする必要はないと思います。

そして室外からアクセスするための設定には最低限の知識は必要です。専用ツールが用意されているので難しくはないものの、ネット初心者では厳しいです。

最後に、コストがかかることが上げられます。クラウドドライブは月額数百円程度ですがNASを買うと入れるHDD合わせて5~10万円ほどかかることもざらにあります。

ランニングコストは安いですが、イニシャルコストはある程度覚悟する必要があります。

今まで導入して使いやすかったNAS

こういったメリットデメリット踏まえてそれでもやっぱりNASを使ってみたいという方へ、僕が今まで使ってきてよかったと思えるメーカーを紹介します。

メーカーと機種をピンポイントで紹介することも考えましたが、例を挙げるにとどめています。毎年のように新製品が出てくるNAS業界ですので。

テラステーション、Drobo、ReadyNASといろいろありますが、今のところ海外勢のこの3種が使いやすいと思います。

QNAP-キューナップ

台湾のQNAP社のNAS。欠点はアクセス時にカリカリ音がしがちな造りとやや高価な点です。

アプリは数多く、いずれも高機能です。ただ少し使いこなすハードルが高いものがあるかもしれません。ハードも高機能で使い勝手が良いく、僕がメインで使っている機種でもあります。

Synology-シノロジー

使いやすさではQNAPと同等レベルです。モバイルアプリの完成度が評価されている機種です。ネットでも評価が高く、本体の性能とアプリの完成度のバランスがよいメーカーです。

ASUSTOR-アサスター

PCメーカーのASUSが作っているNAS。コストパフォーマンスが良いのが特徴で、同じ価格ならQNAPの2倍近い基本性能のマシンが手にはいるお得なシリーズです。プライベート用に1台持っていると便利です。ただしスマホアプリは出来が今ひとつなのでもったいない。本体性能的なコスパは非常に良いです。

 

NASはこのほかにもいろいろあります。遊びながらネットワーク知識をつけることもできるので学習用にもおすすめです。デジタルデバイスのバックアップ先にもなります。

HDD含めても3万円ぐらいから購入できるので、手元におひとつどうでしょうか。

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