FileMakerServer17~18でパスワード未設定のファイルを開く(ホストする)方法

Ver17以降のFileMakerServerでは、「パスワードが設定されていないフルアクセスアカウント」があるとファイルが開けなくなりました。

この問題を回避して、ファイルを開くための方法を解説します。

パスワード未設定のファイルが開けないのはいつからか

前提条件を共有するために、FileMakerServerはいつからファイルのパスワード必須になったかについてちょっとだけ触れておきます。

FileMakerのファイルはアカウントとパスワードを設定してセキュリティを高められるのですが、たとえパスワード未設定でも当初のFileMakerServerでホストすることが可能でした

しかし、(たしかVer15ぐらいから)FilemakerServerで開く(ホストする)場合にはフルアクセスアカウントにはパスワードが必須になりました。ただしこの時点ではアドミンコンソールから設定を切り替えることで簡単にファイルを開けます。

Ver16でも15同様、「デフォルトでは開けないがアドミンコンソールで設定変更すれば開ける」仕様は引き続き変わりません。

ですが、Ver17でアドミンコンソールからその設定が削除されます

今までの設定は、機能としては残っているものの、アドミンコンソールからの変更ができません。

そのため「パスワード未設定のフルアクセスアカウントがあるファイル」を開くためにはターミナルからのコマンド入力が必須になりました。

それぐらいのリテラシーが無いと、パスワードが無しでファイルをホストする危険性をコントロール出来ないと暗に言われているのかもしれません。

設定を変更してファイルを開く方法

では本題の、ターミナルによる設定変更の手順です。

なお、以下はMacの場合なのでWindowsServerだとコマンドプロンプトになると思います。環境がなくて試していませんので不明な点があればクラリス社(旧ファイルメーカー)に問い合わせてみてください。

 

まずはターミナルを起動します。下記の2行目は僕のMacのIPアドレスとPC名です。人によってこの部分は違うので無視してください。

ターミナルに下記の通りコマンド入力します。その後ENTERキー押下。

fmsadmin set serverconfig securefilesonly=false

 

次に、アドミンコンソールのIDを入力します。このIDはFileMakerServerインストール時に設定したものです。そしてENTER。

 

最後にアドミンコンソールのパスワードを入力してENTERキー押下します。入力中は鍵マークが出て入力値が表示されませんが、これで正常です。内部的にはきちんと通っています。

 

以下のメッセージが表示されたらOK。設定が変わってパスワード未設定のファイルも開けるようになりました。

開けなかったファイルは手動で開くこと

ターミナルでの設定変更を完了しても、今ホストしているファイルが自動的に開きなおされることはありません

パスワード未設定のファイルはあらためて開きなおしましょう。

ファイルを開くにはアドミンコンソールのデータベースタブから、「開く」もしくは「すべて開く」で。ファイルサイズとマシンパワーによりますが5分ぐらいですべて開けるはずです。

 

なお、パスワード未設定のファイルをホストしたらアクセスできるすべての人がそのファイルを変更できてしまいます。くれぐれもセキュリティはご注意ください。

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