【感想】『7人制ラグビー観戦術』(野澤武史)はセブンズラグビー愛にあふれたディープな解説本

ワールドカップラグビーを楽しむために観戦ルールの本を読んでいたところ、『セブンズ』というラグビーに似た競技について触れられていました。

どうやらセブンズとはラグビーをコンパクトでスピーディにした競技らしく、サッカーに対するフットサルみたいなものかなという気もします。

せっかくラグビー知識を入れてる今、比較しながら覚えたほうが頭に入るとセブンズについても調べてみることにしました。

そういった経緯で選んだのがこの本【7人制ラグビー観戦術】。どうせなら単なるルールブックではなく楽しみ方が分かるほうがいいだろうとの考えからです。

読了後は、ラグビーとの違いが明確になると同時に、セブンズを取り巻く人々たちの思いも合わせて感じられるような気がしてきました。

一応、ラグビーが分かっている人に向けての本だったので経験者向け本ではありますが、ラグビーもセブンズもまったく知らないって人でもこの一冊で楽しさがそこそこわかってくるんじゃないかと思います。

著者は野澤武史氏。僕はラグビーすら知識ゼロだったのでもちろん存じ上げません。

略歴によると野沢氏は170cmと小柄ながら日本代表のフランカーとして活躍し、2008年に引退。

その後は日本協会リソースコーチ、クリニックなどで指導や普及にあたる一方で解説者としても活動の幅を広げ、グロービスでMBAを取得する。なんともパワフルなイメージです。

そんな文武両道な著者が、マニアックにセブンスの魅力を解説してくれるのが本書『7人制ラグビー観戦術』。

内容はかなりディープで、ざっくりと概要を紹介するとこのような流れでページが進んでいきます。

  • ラグビーを知らなくても魅了されるセブンズでの特徴
  • セブンズ観戦に役立つ「セブンス」の基礎知識
  • 対談 対談
  • セブンズ観戦をよりマニアックにするディープな知識
  • 対談 対談
  • セブンス日本代表の注目選手紹介

書籍の中で対談となっている部分はすべて異なる人が登場します。皆さんもちろんラグビーは詳しいのですが、必ずしもセブンズについて良く知っているわけではないのでそれぞれの立場からいろいろなことをおっしゃっていて読んでてとても楽しいです。皆さんラグビー愛すごいですよね。

セブンズの特徴についてもしっかりと書かれています。

「役割分担」の15人制ラグビーに比べてセブンズは総合力の勝負。どの部分を伸ばして特化していくかもチームのカラーによって異なり、それも戦略のうち。

確かにラグビーとは別競技と言えるぐらいの大きな違いがあるようです。

あとがきにひそかな楽しみ方4つというのもあり、ちょっと楽しいですよ。

  1. ___は崩壊への入り口
  2. ライン居並ぶ選手の___がそろっていなければブレイクされる
  3. ___のポーズは自ら勢いをそいでいる
  4. 画面中央に____?

(あえて伏せています)

オリンピック競技でもあるセブンス、この機会にちょっと覗いてみませんか。

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