【感想】『ラグビー日本W杯2019観戦術』はワールドカップを楽しむことに特化したラグビームック。

『ラグビー日本W杯2019観戦術』は、ラグビーの知識ゼロの僕が2019年のワールドカップを手っ取り早く最大限に楽しむために買った本です。普段こういったイベント特化の本を買うことは少ないのですが、書店で立ち読みしたところすごく見やすく情報がまとまっていたため思わずレジに持って行ってしまいました。

 

ゼロからでもわかる100%楽しめるかた」のコピーに偽りなく、ラグビー知識ゼロからでも2019日本開催のワールドカップを堪能できる内容です。

ただし、「100%」と言い切ってしまうには足りない部分もありますのでそのことも含めてこのムック本の内容に触れていきたいと思います。

『ラグビー日本W杯2019観戦術』の良いところ

ワールドカップを楽しむための必要情報がコンパクトにまとまっている。大まかな内容とそれで得られるメリットは次の通り。

  • 大会の概要 → W杯の全体像が一目でわかる
  • プール(大会予選)戦の展望と予想 → その試合の価値と大会での現在地がわかる
  • ラグビーという競技の見かた、楽しみ方 → 競技自体を楽しめるようになる
  • ラグビーのルール → 初心者でもラグビーが分かるようになる
  • 日本代表キャプテンのインタビュー → チームジャパンが何を目指しているかわかる
  • 日本チームの戦術分析 → チームとしてどんな戦略を以って挑もうとしているかわかる
  • プールで当たる対戦相手の分析 → 相手チームの位置づけ、強さ、特徴がわかる
  • ラグビー強豪国の分析 → ラグビー世界の広さ、歴史、国ごとのスタンスが分かる

たとえば、試合の流れやプレーの意味、詳細、各ポジションが行う役割から得点の発生条件まで写真とイラストを使ったわかりやすい図解が豊富にあります。

そして日本代表の戦略について(1)~(13)まで見開き28ページにわたって事細かに解説されています。

 

ワールドカップで日本チームを応援しつつ楽しむのであれば、これ一冊で十分です。ルールや競技の味方を把握しておいて、いざ観戦するときには対戦相手の分析と日本チームの戦術を見ながら応援するといった楽しみ方ができるようになります。

まったく無知な状態でラグビーを見ると、屈強な男たちによる肉弾戦にしか見えないかもしれません。けれど本当はラグビーの歴史の上に各国の悲願があり、それを背負ってチームが在り、チームとして戦略がありキャプテンが率いて、それを活かすために最適化されたのが選手の肉体なわけです。

フィジカルの強さの奥にある思想や戦略がこの本で垣間見えるようになってきます。

 

ただ一つ、この本で物足りない点があるとすれば、それは選手個人にはほとんどフォーカスを当てられていないことではないかと思います。ラグビーは役割分担のスポーツでそれぞれのポジションに最適化したプレイヤーがその役割を担うもの。なのに本書だけでは選手のことはうっすらとしかわからない。

それでもチームとしての日本に対しての応援は十分にできますが、やっぱりワールドカップに出るだけの努力を重ねてきた選手へリスペクトをもって観戦したほうが楽しみ方の深みが違うはず。

というわけで僕は選手に焦点を当てたこの本もあとから入手しました。ラグビーワールドカップ2019は楽しみ尽くしたい、けれどもルールをがっつり覚えたいわけじゃない、という人はこの2冊がおすすめ!

この記事で取り上げた本はこれです

日本代表選手を詳しく知るならこれが一番簡潔にまとまってます。

 

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